改造魂 recollection about car

タイヤ交換を行うため、「ドライバーズマーケット」こと、イエロー某へ。
が、ここ数日の雪混じりの天候により、非常に混雑している模様。
開店から30分もしないうちに訪れたのだが、順番待ち(既に19番目)で何と作業着工は午後3〜4時とのこと。
仕方がないので作業申込の後、一旦帰宅。
夕刻、再び訪れ、ようやく作業開始。
ピットの見えるスペースでしばし時間を潰す。
その際、何気なく手に取ったのが雑誌「カスタムCAR」。
何を隠そう、同誌は私が小学校低学年の頃、愛読していた雑誌だ。
かなり久々に紙面を開くと、やはり時代の変化なのか。
仰仰しいまでに巨大かつ奇抜なエアロパーツで飾り立てられた“バニング”と呼ばれるタイプの車の姿は少なく、変わってスマートかつシンプルなフォルムのカスタマイズが多く見られ。
しかもどの車もシャコタンばりに車高がめっさ低い(シャコタンといえば、その昔「ヤングオート」という雑誌も愛読していた)。
これが現在の流行か。
それはさておき、ページを捲りながら色々な記憶が。
どこかの店の駐車場に停まっていたバニングを見つけては、その前で写真(今も残っているはず)を撮ったり、車の模型に(今思うと無謀だが)紙粘土を盛ってバニング仕様にしたり、雑誌に掲載された車を参考に自分なりにアレンジした車を描いたり。
そういえば、デコトラ誌「トラックボーイ」を愛読していた時(小学校中学年)は、デコトラならぬデコチャリ(そういうのがあるのよ)に倣い、自らのチャリに段ボールやテープで装飾を施したことも。
何故かは知らないが、あの頃はとにかくカスタムカーに夢中だったのだ。
カスタムといっても外観的なものだから、その魅力はやはり車の造形美(デコトラも然り。前述の「ヤングオート」も単純にそうした面を楽しんでいたわけで、決して暴〇族のサブカル的側面に惹かれていたのではあらず)。
故に当時は、大きくなったら金を貯めて是非ともバニングに乗りたいと思っていた。
まあ実際に愛車を手にした現在はというと、バニングどころか、改造すらしたいとは思わないのだが(第一、そんな金もない)。
安全で快適に乗れればそれでよいわけで。
諸 業 無 常。
とはいえ、色々なカスタムカーを眺めているのはやはり楽しいものだ。