勝敗

プロ野球新規参入問題は、企業体力の面で有利と見られていた楽天の勝利で終止符が打たれた。しかし、敗者となったライブドアにしても、今回の騒動によるメディアへの露出が相当な企業の宣伝効果につながったわけだから、それはそれで良かったのではないだろうか。
勝者と敗者。勝負の世界には必ず存在する二者である。我々は普段、単に勝敗にばかり注目しがちだが、果たして“勝ち”は良いもので“負け”は悪いものと一概に判断してしまって良いのだろうか。どちらにしても、そこには意味がなければならない。意味のない勝利は何の価値も持たないからだ。逆に、何か得るものがあるとするならば敗北も価値があるといえよう。そういう意味では、今回のライブドアも“勝者”といえるのではないだろうか。
まあ今回の新規参入問題だけど、個人的にはライブドアを応援してたから(スポーツでも何でも、弱そうなほうを応援してしまうんだよね。やっぱ勝負には意外性があったほうが面白いからさ)ちょっと残念だったかな。