雪中行軍

despair2004-11-07


午後、友人2人と雪中行軍(雪中行軍遭難事件…明治35年冬、行軍中の青森歩兵第5連隊が極寒の八甲田山中で遭難し、最終的に199名もの死者を出した世界的にも類を見ない山岳遭難事件)の後藤伍長の銅像を見に行く。
市街地から車で八甲田山方面へ。走ることおよそ20分。到着したのは“銅像茶屋”。「おでん五百円か、高いなー」なんて話しながら、さらに数百メートル歩く。ついに銅像(写真参照)の前に到着。ちなみに後藤伍長は猛吹雪の中、仮死状態で発見されたといわれる人物だ。
しかし穏やかな秋空の下では、今から約1世紀前にあれだけの大惨事があったなんて全く想像できない。それでも、銅像の台座に刻まれた200名余りの死者の名前を確かめながら、当時にそっと思いを馳せてみるとどこか感慨深いものがあった。